中小企業立て直し日記

現職の会社は絵に描いたようなワンマン経営。

昨年夏から事業立て直しのために参画しているブライダル会社は絵に描いたようなワンマン経営。

でも、社長が言うことをみんなが聞くかと言うとそうではない。むしろ話半分で動かない。

これまで社長が、思いついたことを指示して細かいことは丸投げをしていたので、現場は負担が大きくて社長のアイデアを聞くのが怖くなっていた。

意識高い子が頑張って期待に応えようとしても、二週間後には言ったことを忘れてたり、真逆の話をしだしたりして、そりゃやる方はしんどくなる。
こうして完成したのが、超保守的組織。

昔は社長の創業アイデアが当たってたので、変化しない組織はむしろ都合が良かったが、今は外部環境が変わって変化に適応出来る者だけが生き残れる弱肉強食の時代。
そりゃこの組織のままでは無理。


まずは一人一人の約束を守ること


私が落下傘降下して、部長に就任して最初にやったのは、社員50人全員の個人面談。みんなの悩みや夢を聞いてどんな会社にしたいかを書き出した。
当然社長は面談なんてしたことない。基本的に自分が思うように会社が動いて儲かることが最上という考え。もちろん人柄は悪くはないのだけどね笑
社員はこれまで上の人がフラットに考えてることを聞いてくれると機会なんて無かったからびっくりしたみたい。

次の手で一人一人と約束したことを小さなことから叶えた。

掃除を徹底させる、辞めそうな子を止める、体制を変える、社長に直接聞きにくいことを代わりに聞いて確認する。そんなことから始めた。

この効果は絶大。基本的に純粋な社員が多いこともあって受け入れた。約束を守る人が上に来てくれた。それだけで安心感が増えたようだ。

荒廃した組織でメシアとしての扱い

本当にメシア扱いで話が出来る。結果が伴わなかったら怖いが仕込み段階では結構具体的に組織を動かすことが出来た。

これが昨年8月のこと。
そこからのことはまた次回。